清流に潜む小さなナマズは、毒のとげを持つ絶滅危惧種のアカザだった

お盆休みに、また栃木県の大芦川に遊びに行ってきました。

 

今回は、台風や低気圧の後という訳ではありませんでしたので、本来の清らかな緩やかな流れの中で遊ぶことが出来ました。

流れが穏やかだったので、いつもより大きめのナマズとカジカを捕まえたのですが、ナマズをつかんだ瞬間、「痛っ!」と指に激痛が走り、しばらく痺れが残ったので、もしかしたら、毒があったのかもと思って調べたら・・・はい、毒のとげをもつナマズでした。

 

アカザ

正式な名前は ”アカザ” というそうです。

分類は ナマズ目・アカザ科・アカザ属

分布域は秋田県雄物川宮城県阿武隈川以南の本州・四国・九州で、水温が低く澄んだ河川の上流下部~中流域に生息。

小石がゴロゴロしている川底を好む。

 

むむむ、全て当てはまります。

綺麗な水を好むために、「きれいな水の河川」という条件で環境調査をするときの「指標生物」とされているそうです。

アカザの毒

アカザの毒は、胸びれと背びれに棘条(きょくじょう)とよばれるとげがあり、毒腺が含まれていますので、刺されると激しい痛みに襲われます。

実際、とっても痛かったです。

痛くて写真を撮る前の一番大きなアカザを川に放り投げてしまったくらいです。

あんまり痛いから、毒があるのかもしれないと思って、刺されたところを吸い出しましたが、まぁ微量な毒とされているようで、刺されたら患部をよく洗って消毒しておけばいいそうです。

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